「外壁塗装の見積もりを取ったら、業者によってラジカル塗料を勧める人もいるしシリコン塗料を勧める人もいて、結局どちらがいいのかわからない」
小手指・新所沢・東所沢・狭山ヶ丘など所沢市内でも、こういう相談はとても多いです。訪問営業の業者から「最新のラジカル塗料がおすすめです」と言われてそのまま決めそうになった方、複数の業者で塗料がバラバラで比較できなかった方——それぞれいらっしゃいます。
正直に言います。ラジカル塗料とシリコン塗料、どちらが優れているわけではありません。「今後何年その家に住むか」「今の予算に余裕があるか」「建物の日当たりはどうか」——この3点によって、向いている塗料が変わります。
このページでは、専門用語をなるべく使わずに2つの塗料の違いを比較しました。見積もりを受け取った方にも、まだ業者を探している方にも、参考になるようにまとめています。
- 「ラジカル」という仕組みの意味(商品名ではない)
- 価格・耐久年数・保証・メンテ頻度の比較
- 築年数別のおすすめ塗料グレード
- 長期コスパで見たときの差
- 塗料選びで失敗しやすいパターン
- 「結局うちにはどっち?」を判断するフロー
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特定の塗料・業者を無理に勧めることはしません。
そもそもラジカル塗料って何?3行でわかる違い
まず「ラジカルって何?」という疑問を整理します。難しい話ではないので、気軽に読んでください。
シリコン塗料をひと言で言うと
「シリコン樹脂」を主成分とした塗料です。1990年代から普及し、今も外壁塗装で最もよく使われている定番塗料です。耐用年数は10〜15年が目安で、価格と品質のバランスが取りやすい点が選ばれ続けている理由です。
「シリコン塗料」と一口に言っても、日本ペイント・エスケー化研・関西ペイントなど主要メーカーから多数の製品が出ており、品番によって品質・価格は大きく異なります。
ラジカル塗料をひと言で言うと
「ラジカル制御技術」という仕組みを採用した塗料の総称です。「ラジカル塗料」という商品名の塗料は存在しません——これが最も多い誤解です。
少し詳しく説明します。外壁に紫外線が当たると「ラジカル(活性酸素の一種)」という物質が発生し、これが塗膜を少しずつ分解・劣化させます。ラジカル制御技術はこの発生を抑えることで、塗膜の寿命を延ばす仕組みです。2012年ごろから国内メーカーが採用しはじめた、比較的新しい技術です。
シリコン塗料が「実績のある定番モデル」なら、ラジカル塗料は「シリコンをベースに日焼け止め機能を強化したモデル」です。機能が増えた分、価格も少し上がります。
2つの塗料を並べると
※費用は塗装面積・劣化状況・業者によって変動します。上記は目安です。
価格・耐久性・保証・メンテ頻度の比較
数字で整理します。比較表を参考に、自分の状況と照らし合わせてみてください。
| 比較項目 | シリコン塗料 | ラジカル塗料 |
|---|---|---|
| 耐用年数の目安 | 10〜15年 | 12〜15年 |
| 費用目安(30坪外壁のみ) | 35万〜55万円 | 40万〜65万円 |
| シリコンとの価格差(目安) | — | +5万〜10万円程度 |
| メーカー保証年数 | 5〜10年 | 10〜15年 |
| 次の塗り替え目安 | 10〜15年後 | 12〜15年後 |
| 30年間でのメンテ回数(目安) | 2〜3回 | 2回程度 |
| 紫外線への耐性 | 標準的 | 高め(ラジカル制御) |
| 色の選択肢 | 豊富 | やや少ない傾向 |
| 業者の施工経験 | 非常に豊富 | 業者によって差がある |
| 向いている住み方 | 10〜15年以内に売却・建て替えを検討中 | 15年以上住み続ける予定 |
※目安の数値です。メーカー・品番・施工業者・建物環境によって変動します。
「ラジカルはシリコンより長持ち」というイメージが強いですが、耐用年数の差は製品によっては2〜3年程度のケースもあります。施工業者の技術・建物の立地(日当たり・風当たり)・下地の処理の丁寧さによっても大きく変わります。
長期的なコスパで比べると
「初期費用が高いラジカルにする意味はあるの?」という疑問に答えます。「1年あたりのコスト」で比べると判断しやすくなります。
| 塗料グレード | 工事費(30坪目安) | 耐用年数(目安) | 1年あたりコスト |
|---|---|---|---|
| ウレタン系 | 32万円 | 8年 | 約4,000円/年 |
| シリコン系(中グレード) | 45万円 | 12年 | 約3,750円/年 |
| ラジカル系(中グレード) | 53万円 | 14年 | 約3,785円/年 |
| フッ素系 | 62万円 | 17年 | 約3,647円/年 |
| 無機系 | 78万円 | 22年 | 約3,545円/年 |
※参考シミュレーションです。実際の費用・耐用年数はメーカー・品番・施工環境によって大きく異なります。
こうして見ると、シリコンとラジカルの1年あたりコストはほぼ同水準です。ラジカルは初期費用が高い分、長持ちする分が相殺されているイメージです。
一方で、ウレタン系は安く見えますが1年あたりのコストは割高になります。「安いから」という理由だけで選ぶと、数年後に再塗装が必要になりトータルで高くつくことがあります。
・10年以内に売却・建て替えを考えているなら → シリコン(初期費用を抑える)
・15年以上住む予定なら → ラジカルかフッ素系(1年あたりコストがほぼ同水準)
・メンテの手間を最小化したいなら → フッ素系・無機系を検討
「業者にラジカル塗料を勧められたんですが、見積もりにメーカー名が書いていなくて不安でした。品番を聞いたら答えてもらえて、調べたら保証10年の商品でした。同じ条件でシリコンの見積もりも出してもらったら8万円の差だったので、長く住むつもりもあってラジカルを選びました。」
築年数別のおすすめ塗料
「うちは築何年だけど、どの塗料が向いているの?」という疑問は所沢市内でもよくあります。築年数によって建物の劣化状況が変わるため、塗料の選び方も少し変わってきます。
10年
外壁の状態はまだ比較的良好なケースが多いため、塗料グレードの差が出やすい時期です。「これから20年以上住む予定」であればラジカル系・フッ素系も選択肢になります。まずは業者に状態を確認してもらうことをおすすめします。
20年
チョーキング(外壁を触ると白い粉がつく状態)やひびわれが出てきているケースが多いです。この時期は塗料の種類よりも下地補修の丁寧さのほうが仕上がりに影響します。所沢市・狭山ヶ丘周辺は湿気が多いためコケやカビも出やすく、防藻機能付きの塗料を選ぶと効果的です。
30年
外壁の劣化が進んでいる場合、高グレードの塗料より下地補修の品質が圧倒的に重要です。ひびわれや浮きが多い場合は、下地処理をしっかりやってくれる業者を選ぶことが最優先です。塗料グレードよりも、業者の技術力と丁寧さで選んでください。
小手指・狭山ヶ丘エリアは狭山丘陵に近く湿気がこもりやすいため、コケ・カビが外壁に出やすい傾向があります。どの塗料を選ぶ場合でも、防藻・防カビ機能が付いているかどうかを確認しておくと、塗り替えのサイクルを長く保ちやすくなります。
「築23年で外壁にコケが広がっていたので塗り替えを検討していました。業者にラジカル塗料を勧められましたが、下地処理が十分かどうかが心配で別の業者にも見てもらいました。2社目の業者は『まず下地の補修をしっかりしないと、どんな塗料を塗っても数年で剥がれますよ』と教えてくれて、そちらに頼みました。」
向いている人はどちら?
「数字の比較はわかった。でも自分にはどちらが向いているの?」という疑問に答えます。
- 費用をできるだけ抑えたい方
- 今後10〜15年以内に建て替えや売却を検討中の方
- 実績が多い塗料で安心したい方
- 希望する色がある・色の選択肢を広げたい方
- 屋根も同時施工して予算内に収めたい方
- 今後15年以上住み続ける予定の方
- フッ素系は高すぎるがシリコンより長持ちさせたい方
- 南向き・西向きで日当たりが強い建物の方
- メーカー保証が長いものを選びたい方
- 再塗装の頻度を少しでも減らしたい方
「日当たり」も判断の参考になる
南面・西面は紫外線の影響を最も受けやすく、塗膜が劣化しやすい傾向があります。所沢市内の戸建ては南向きが多いため、「日当たりが特に強い外壁がある」という場合、ラジカル塗料の紫外線抑制機能が活きることがあります。
ただし、「全面でどちらかに統一する」のが施工的には現実的です。「この面だけラジカルにしたい」という相談は費用・工程が複雑になるため、業者と事前に確認してください。
「結局うちにはどっち?」判断フロー
迷っている方のために、4つの質問で答えが出るフローを作りました。
今後15年以上住む予定で、予算に5万〜10万円の余裕があるならラジカル塗料を検討してみてください。そうでなければシリコン塗料で十分です。どちらを選んでも、施工業者の技術力と下地処理の丁寧さのほうが、塗料の種類の差より仕上がりに影響します。
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どちらが向いているかの判断整理をお手伝いします。
塗料選びで失敗しやすいポイント
所沢市・近隣エリアでの相談事例をもとに、塗料選びでよくある失敗パターンをまとめました。
「シリコン塗料で35万円」と「シリコン塗料で22万円」を比べて安いほうを選ぶと、使っている塗料の品番・グレードが全く異なるケースがあります。同じ種類名でも品番が違えば耐用年数が5年〜15年以上差が出ることも。必ずメーカー名・品番・耐用年数を確認してから比較してください。
外壁塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りが基本です。費用を抑えるために中塗りを省いた「2回塗り」の見積もりを出す業者がいます。見積書に「塗装2回」と書いてあるか、「3回塗り」と明記されているかを必ず確認してください。
どんなに良い塗料を使っても、下地(外壁の表面)の補修が不十分だと数年で剥がれが出ます。ひびわれや塗膜の浮きをしっかり処理してから塗装することが、塗料の種類の違いより大きく仕上がりと耐久性に影響します。
「ラジカル塗料」は商品名ではなく仕組みの総称です。見積書に品番がなければ、どのメーカーの何という製品を使うのかがわかりません。品番がわかれば自分でメーカーサイトの耐用年数・保証年数を確認できます。
「見積書に『ラジカル塗料』とだけ書いてあって品番がなかったので不信感を覚えました。別の業者に同じ条件で依頼したら、品番まで記載された丁寧な見積書が来て、金額も近かった。最終的に2社目に頼みました。見積書の書き方で業者の誠実さがわかるんだなと思いました。」
ラジカル塗料の誤解と注意点
誤解①「ラジカル塗料は必ずシリコンより長持ち」とは言い切れない
ラジカル制御技術は確かに塗膜の劣化を抑えますが、耐用年数はメーカー・品番・施工環境によって大きく変わります。安いラジカル塗料より高品質なシリコン塗料のほうが長持ちするケースもあります。
「ラジカルだから大丈夫」という判断は危険です。塗料のメーカー名・品番・保証年数を確認することが大切です。
誤解②施工業者の経験差が出やすい
シリコン塗料は30年以上の施工実績があり、ほとんどの業者が扱いに慣れています。一方、ラジカル塗料は比較的新しい技術のため、施工経験が少ない業者が扱うと品質が安定しないケースがあります。「ラジカル塗料の施工実績が何件あるか」を業者に確認すると安心です。
見積書に「ラジカル塗料:○○万円」とだけ書いてある場合、どのメーカーの何という製品を使うのかがわかりません。品番を確認することで、耐用年数・保証年数を自分で調べられます。答えられない業者は知識不足の可能性があります。
「3社から見積もりを取ったうちの1社だけ、塗料名が全部『シリコン系塗料』『ラジカル系塗料』という書き方で品番がなかったんです。他の2社はメーカー名と品番が書いてあったので、比較してみたら品番なしの会社が一番安かった理由がわかりました。安グレードの製品を使おうとしていたんだと思います。」
見積もりで確認すべきこと
塗料を正しく比較するには「同じ条件で見積もりを取ること」が前提です。
- 塗料のメーカー名・品番が明記されているか確認する 「シリコン塗料」という種類名だけでは比較できません。「日本ペイント パーフェクトトップ」のように具体的な製品名が書かれているか確認してください。
- 塗装回数(3回塗り)が明記されているか確認する 外壁塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りが基本です。「塗装3回」または「下塗り・中塗り・上塗り」の記載があるか確認してください。
- 同じ塗料・同じ条件で複数社から見積もりを取る 「○○メーカーの△△(品番)で3回塗りで見積もりをください」という形で依頼すると、同じ条件での比較ができます。
- 保証書の内容・対象範囲・連絡先が書面でもらえるか確認する 保証期間だけでなく「何が対象か」「問い合わせ先はどこか」を確認してください。口頭だけの保証は後でトラブルになりやすいです。
「シリコン系と、ラジカル系の2パターンで見積もりをいただけますか?」と最初から依頼するのが一番スムーズです。同じ業者から両方の見積もりをもらうことで、価格差をそのまま比較できます。
ラジカル・シリコン以外の選択肢
「もっと長持ちさせたい」「もう少し費用を抑えたい」という場合のために、他の塗料グレードも整理します。
| 塗料グレード | 耐用年数 | 費用目安(30坪) | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| ウレタン系 | 6〜10年 | 25万〜40万円 | 初期費用を最大限抑えたい方 |
| シリコン系 | 10〜15年 | 35万〜55万円 | コスパ重視の定番選択 |
| ラジカル系 | 12〜15年 | 40万〜65万円 | シリコンより少し長持ちさせたい |
| フッ素系 | 15〜20年 | 50万〜75万円 | 20年以上住む予定の方 |
| 無機系 | 20〜25年 | 65万〜90万円 | メンテ頻度を最小化したい方 |
※目安の数値です。塗装面積・劣化状況・業者によって変動します。
ラジカル塗料は「シリコンとフッ素の中間」の選択肢と考えておくとわかりやすいです。フッ素系は費用が上がりますが、長期的なコスパは良くなるため、20年近く住む予定があれば検討する価値があります。
所沢市の外壁塗装の費用相場・塗料グレード比較を詳しく見る 各グレードの費用詳細・1年あたりコストのシミュレーションを解説 →よくある質問(FAQ)
まとめ|どちらを選ぶか、3つの軸で決める
この3つで判断してください
- 軸①今後何年住む予定か——10〜15年ならシリコン、15年以上ならラジカル以上を検討
- 軸②今の予算に余裕があるか——5万〜10万円の差が許容できるかどうか
- 軸③建物の日当たり・築年数——南面が強い・築20年以上ならラジカルが向いている可能性がある
塗料の種類より大切なこと
- 見積書にメーカー名・品番が明記されているか確認する
- 塗装回数(3回塗り)が明記されているか確認する
- 下地補修の丁寧さも見積書・業者の説明で確認する
- 同じ条件で2〜3社から見積もりを取って比較する
「見積もりの塗料が本当に合っているか不安」
「シリコンとラジカル、うちの場合どっちがいい?」
読んでも迷っている方は、LINEで相談してみてください。
見積もりの内容・築年数・建物の状況を教えていただければ、
どちらが向いているかの判断整理をお手伝いします。
特定の塗料・業者を無理に勧めることはしません。
「相談だけで終わった」でもまったく構いません。
入間市・狭山市・東村山市など西武線沿線エリアにも対応